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SIDの強化機能
■寸法表記の新JIS対応
現在のJISの規格書に沿った寸法線の描画ができるように、半径寸法線、直径寸法線、編集−細部引出しについて機能強化を行いました。
1. 中心から円(弧)まで引かれる半径寸法線の場合、寸法値として半径記号「R」を記入しない形状を作図できます。(新形状寸法図―A図)
自動、半自動モードで半径寸法線描画すると、仮表示が行われます。この時に「R」キーを押すことで半径記号「R」の付加/なしを切り替えることが出来ます。
2. 中心を通り、両端が円(弧)を示す直径寸法線の場合、寸法値として直径記号「Φ」を記入しない形状を作図できます。(新形状寸法図―B図)
自動、半自動モードで直径寸法線描画すると、仮表示が行われます。この時に「@」キーを押すことで直径記号「Φ」の付加/なしを切り替えることが出来ます。
3. 寸法線が直径を示し、片側に引いた引き出し線上に寸法値を記入する形状を作図できます。(新形状寸法図―C図)
直径寸法線の形状選択時に、「N」を入力することでこの形状を選択することが出来ます。
4. 直径寸法線で、直径を示す寸法線の無い形状を作図できます。(新形状寸法図―D図)
引出し直径寸法線の形状選択時に、「T」を入力することでこの形状を選択することが出来ます。
5. 細部引出し寸法形状で寸法値に下線をつけない形状を作図できます。(新形状寸法図―E図)
細部引出し編集を行うときに、中間点指定で「確定」入力することで、下線のない引出し寸法を描画することが出来ます。
1、2(新形状寸法線図―A図及びB図)の寸法については、ユーザープロパティ設定で設定することで、コマンド起動時にこの形状で描画できます。
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■ポイントモード表示機能の強化
8.1以前のFXで、ポイントモードは、固定的に表示される順番が決まっており、基本ポイントモード(自動、自由、端点、交点、線上、格子、自由、中点、ラスタ※)+ユーザー作成ポイントモードとなっています。
多数のポイントモードで選択がわずらわしくなるのを解消するため、使用ポイントモードの限定、及びポイントモードの順番変更を行う機能を搭載しました。
※ポイントモード「ラスタ」は、ラスタ編集機能を組み込んだ場合に使用可能となります。

変更機能は、[ユーザープロパティ設定]−[マウス]ページに設置します。
上記状態で作図中に表示されるポイントモードは以下のようになります。
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■円弧径の伸縮
伸縮コマンドで円を選択した場合は、[円の径]が伸縮されます。円弧を選択すると、選択位置に[近いほうの端点]が伸縮されます。しかし[円弧の径]を伸縮することはできませんでした。また、ウインドウ内に一部分表示されている円弧について、線分のように「見た目の線分」で伸縮形状を指定することができませんでした。

今回、円弧の中央付近を認識した場合に、[円弧の径]を伸縮する機能を追加しました。選択位置で伸縮形状が変わるため、[円弧の径]伸縮時には、ラバーバンドを表示するようにしました。また、ウインドウ内に一部表示されている円弧について、「見た目の円弧」で伸縮形状を判定するようにしました。

始点側/終点側/円弧径の伸縮の判定は、円弧認識位置が円弧を3等分したどの範囲に入るかで分岐されます。円弧の始点側1/3で円弧を認識した場合は、始点側伸縮を行います。終点側1/3で円弧を認識した場合は終点側伸縮、真ん中の1/3の範囲だった場合は円弧径伸縮を行います。
ウインドウ内に全体が表示されていない円弧(全円を除く)については、円弧を選択したウインドウ上に表示されている「見た目の円弧」で伸縮形状が判定されます。伸縮形状の判定は、「見た目の円弧」について上記位置判定を行った結果となります。
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■常時部分認識機能
グルーピングコマンドを、起動時から「部分認識」状態で認識できるようにしました。これにより、部分認識状態でよく使用される場合に、いちいち認識ダイアログを開くことなく作業が可能となります。
ただし、変形などの認識形状の異なる場合には、「部分認識」は適用されません。
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■線種・線幅による認識設定機能
8.1以前のFXでは、グルーピングの際に要素・色・ペンで認識マスクを設定することが可能でした。しかし「線種」や「線幅」については、ペンの属性であるため設定を行う機能は用意されていませんでした。今回、ペンと線種・線幅を切り替えてマスク設定を行えるように機能強化しました。これによって同一の線種、線幅を持つペンについて一括で設定できるようになり、このようなマスク設定を楽にできるようになりました。
「ペンで設定」「線種・線幅で設定」の選択初期状態は、ユーザーテンプレート設定で指定することができます。
グルーピングコマンド実行中は、切り替えた設定が有効となります。
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■OLE・マーキングオブジェクトのCAD要素前面/背面への配置機能
OLE・マーキングオブジェクトをCAD要素の前面/背面へ配置できる機能を追加しました。
OLE・マーキングオブジェクトを選択し、図編集メニューより[要素前面へ移動]/[要素背面へ移動]を選択する事で、選択オブジェクトの配置位置を変更します。
また、印刷時においても、オブジェクトの配置位置が考慮されますので、CAD要素の背面にオブジェクトを配置した状態を印刷する事が可能になります。
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■塗り潰し要素の描画/出力順の設定
図面内の全ての塗り潰し要素を、他のCAD要素の前面/背面に表示できる機能を追加しました。
設定を行わない場合は、以前のバージョンと同様にドローイングや出力ユーティリティ等の内部処理に最適な順序で塗り潰しが描画/出力されます。
設定は、[テンプレート]-[図面]-[属性]の[その他]ページで行います。

※他要素の前面/背面を選択している場合、システム標準を選択している場合より、ディスプレイへの表示やプリンタへの印刷速度が遅くなる場合があります。
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■出力線幅の設定
以前のドローイングでは、[ユーザープロパティ設定]で線幅値無効モードを設定している場合、プリンタ印刷でも線幅を無効とする仕様にしておりました。しかしながら、プリンタ印刷時には線幅を有効にして出力を行いたいといった要望が多くあげられておりましたので、当バージョンより、[システムローカル設定]−[表示/出力]ページに、プリンタ印刷時の線幅をどのように出力するかの設定を追加しました。
又、プリンタ印刷ダイアログにも出力線幅の有効/無効の設定を追加しておりますので、出力時に線幅の有効/無効を切り替える事が可能です。
なお、プリンタ出力コマンドを選択した際は、[システムローカル設定]−[表示/出力]ページで設定した線幅が出力初期値として設定されます。

※当バージョンより、[ユーザープロパティ設定]で設定する線幅値無効モードは、画面表示上の線幅及び[図編集]-[図面のコピー]コマンドに有効な設定になります。
システムローカル設定
プリンタ印刷
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■線幅表示コマンド
画面上の表示線幅の有効/無効を切り替えるコマンドを[表示]メニューに追加しました。線幅が有効な場合には、メニューにチェックマークが付加されます。

なお、線幅の表示状態を変更するにあたって、当コマンドを利用する場合と、[ユーザープロパティ設定]「線幅値無効モード」の設定を変更する場合で、システム上特に違いはありません。従いまして、線幅表示のチェックが表示されている(線幅が有効)場合は、[ユーザープロパティ設定]の「線幅値無効モード」はOFFになり、チェックが表示されていない場合(線幅が無効)は、「線幅値無効モード」はONになります。
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■他形式登録機能の拡張
[ファイル]−[名前を付けて保存]−[図面の一部]コマンドで、他形式(他ファイルフォーマット形式)への登録が可能になります。
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■図面の保存ダイアログ−ファイル種別選択機能の拡張
[図面の全部]/[図面の一部]コマンドで表示される『図面の保存』ダイアログで、ファイル種別のコンボボックス内に他形式(他ファイルフォーマット形式)を含む登録可能なファイル形式の全てが表示されるようになります。
これによって、他形式へ登録する場合においても、ファイル種別のコンボボックス内から登録したいファイル形式を選択し登録する事ができるようになります。

また、以前のバージョンと同様に、設定メニューの[他フォーマット ファイル種別]から、登録するファイルフォーマットを選択する事でも、他形式へ登録する事ができます。なお、設定メニューの[他フォーマット ファイル種別]よりファイル形式を選択した場合、ファイル種別のコンボボックス内には、選択したファイル形式のみが表示されます。
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■全図面上書き保存・破棄コマンド
図面を複数枚、開いている場合の上書き保存は一枚ずつ行わなければなりません。図面を複数枚開いている場合の破棄についても、更新があると処理を行わなければならず、煩わしい状態です。そこで、図面を一括で上書き保存するコマンドと図面を一括で破棄するコマンドを追加しました。

全図面上書き保存コマンドと全図面破棄コマンドは、拡張コマンドとして提供します。
※全図面上書き保存コマンドについて
すべての更新図面を順に上書き保存します。新規図面、排他制御図面、上書き禁止で開かれている図面、読み取り専用属性の図面の場合には、[名前を付けて保存]−[図面の全部]の処理を行います。更新されている既存図面は、[上書き保存]の処理を行います。保存が終了しましたら、図面を閉じます。更新されていない図面は、登録せず図面を閉じます。
【制限事項】
・傾斜中の図面が開かれている場合、処理を行いません。
・部品修正中の場合、元図面及び部品修正図面は処理を行いません。
・[名前を付けて保存]−[図面の全部]の処理時、基準点入力でコマンドキャンセルを選択した場合、当コマンドは処理を終了します。
・[名前を付けて保存]−[図面の全部]の処理時、図面の保存ダイアログでキャンセルが選択された場合、当コマンドは処理を終了します。

※全図面破棄コマンドについて
図面の更新状態に関わらず、すべての図面を破棄します。図面を破棄する前に確認ダイアログが表示されますので、指示に従って操作してください。
※当コマンドは、図面の登録処理を行いませんので、登録の必要がある図面を開いている場合には実行しないでください。
【制限事項】
・傾斜中の図面が開かれている場合、処理を行いません。
・部品修正中の場合、元図面及び部品修正図面の処理は行いません。
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■文字一括拡縮コマンド
複数の文字を、文字基準点を変更せずに一括で拡縮しようとした場合、現在あるコマンド群では行うことができません。そこで、文字基準点を維持したままま指定比率で複数の文字を一度に拡縮するコマンドを追加しました。
【補足事項】
・拡縮対象の文字は、単一文字列、寸法値、集合要素内の文字列(埋め込みシンボル内の文字列を含む)です。内部参照部品及び外部参照部品の文字列は、対象外となります。
・縮小をした結果、文字の幅または高さが0.000001mm以下となる場合は、文字の縮小をすることができません。
 
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