技術立国日本と言えど、近年は近隣諸国、特に中国、韓国の企業が追いつけ追い越せで迫ってくる。そのあたりの不安はないか、門谷常務に聞いてみた。
「確かに、中国のこの分野への進出はあります。でも、まだまだクオリティが追いつかない。」製品の精度はもちろんであるが、メンテナンスのしやすさも含め、
中国企業はこのリーディングカンパニーを脅かすには至っていない。とはいえ、安穏とはしていられない。今後の展望を門谷常務が語る。
「今後は設計部門をさらに強化して行きます。」
設計は重要な部門。ここでこけると、全てがダメになる。
「それに、グローバル展開。」
現在、中国語とハングルが使えるスタッフがいるが、さらに語学系の学者を補充するという。
もちろん海外市場を狙っての事だが、海外にシフトするにあたっては、CADSUPER FXUの持つ互換性も強い武器となる。
最後にもう一つ、今、共栄精工の最新の取り組みがある。国内トップクラスのシェアを持つ冷間リングローリングに続いて進めているのが、全自動熱間リングローリングの開発。
「熱間リングローリングには、新聞プレスに問い合わせが来たり、市場からも大きな反響があります。」
熱間ロールは、冷間ロールと違い複雑な形状が作りやすいというメリットがあるが、その分、設備にヒーターが必要。また、熱を加えて成形した金属は冷えるときに縮小するので、
その伸縮度を計算する必要も出てくる。
ここでもCADSUPER FXUの活躍に期待が高まる。CADを最大限に活用しながら世界に通じる技術を磨き続ける共栄精工株式会社。共栄精工とANDORの関係は、これからまだまだ深くなりそうだ。