お知らせ
2017.03.27
PressRelease
報道関係各位
アンドール株式会社
株式会社アリエル
アンドール株式会社と株式会社アリエルが業務提携
ワンストップで最新の3次元化技術を提供する
「3Dデータセンター™」サービスを開始
~ 試作品を早く、安く、多様に作成することで製品の品質向上を実現 ~
2D/3D CADソフトウェアのアンドール株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和田良明、東証JASDAQ上場:証券コード4640)と3Dプリンタによる試作品製作を手掛ける株式会社アリエル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:桐岡勝正)は業務提携を行い、本日よりあらゆるものの3Dモデルデータ作成から3D造形サービスまで、最新の3次元化技術をワンストップで提供する「3Dデータセンター™」サービスを開始します。
1.業務提携の背景
アンドール株式会社は30年以上の開発実績をもつ国産のCADソフトウェア開発ベンダーとして、2D/3DのCADアプリケーション開発とオリジナルの3Dデータ作成ツールの提供で、国内の製造設計分野を支えてきました。また、優れたCAD技術者を社内に擁し、高付加価値の3Dプリンタ関連サービスで製造業の業務効率化に貢献しています。
株式会社アリエルは創業以来、3Dデータ作成サービスおよび3Dプリンタによる、造形サービスに特化した事業を展開しており、国内有数の実績とノウハウを有し、日本全国の製造業を中心としたお客様に、多様な3D造形方式と、豊富な素材による高精度かつ用途に適合した試作品製作サービスを提供しています。
両社が戦略的な業務提携を行い「3Dデータセンター」を開始することにより、製造業の「試作品を(従来の金型製法に比べて)速く安く、多様に作りたい」また、「3Dデータ作成のスキルや人材を活用したい」と言ったニーズに対応します。
2.業務提携の内容
今回の業務提携により、両社は「3Dデータセンター」を本日よりスタートします。アンドール株式会社と株式会社アリエルが共同で運営する「3Dデータセンター」とは、あらゆるものの3Dデータを作成するサービスです。
3Dプリンタで立体物を造形するためには3次元化されたデータが必要です。本サービスは自社で3Dデータを作成する手段をもたない中小規模の製造系企業に代わって、手書きや平面の設計図面や現物、さらには写真などをもとにして3Dデータを作成します。3Dプリンタを熟知した技術者による設計要件の定義と3Dプリンタの特性を考慮した3Dデータ作成により、3Dプリンタでの造形トラブルをなくし精度の高い立体物を完成させます。
製造業では、試作品を迅速かつ安価に作成することが、製品の品質向上と開発コスト削減、競争力強化に直結する重要事項です。3Dデータと3Dプリンタを活用し、短時間で立体物を作成するラピッド・プロトタイピング(*1)により設計工程の初期段階から試作が可能になり、さらに複数のパターンで試作品を検証することもできるので、より最適な製品づくりが可能となります。「3Dデータセンター」を利用することにより、これまで3Dプリンタの導入費用や3D技術に精通したエンジニアの確保がハードルとなっていた中小規模の企業でも、製造現場のラピッド・プロトタイピングを実現できます。
また、株式会社SOBAプロジェクトのWeb会議システム(SOBA mieruka)を利用して、遠隔地においても双方向で3Dデータを360度回転させながらリアルタイムに形状確認できるので、確認の精度が向上します。
試作品の造形は、株式会社アリエルが運営する3Dプリンタの機種および造形材料の豊富なラインナップを誇る「3D造形センター™」(http://ariel-co.com/3d-zoukei )に完成した3Dデータを引き継ぎ、データ作成から試作品の完成までを一元的にサポートします。
「3Dデータセンター」は、将来的にはサービスを3D地形図のデータ編集およびフルカラー3Dプリンタでの造形といった分野に拡大し、製造業のみならず、土木建築業や自治体などのお客様のニーズにも対応することを予定しております。
(*1)ラピッド・プロトタイピングとは?
製品開発で用いられる、高速に試作することを目的としている試作手法。3Dデータを用いて、機械加工することなく、立体モデルを生成します。製品開発サイクルの短期間化に伴い、試作品の製作期間も短縮するニーズが高まり、形状のみを早期に作成する手法として利用されています。
■ 3Dデータ作成を行うために必要なもの
3Dデータ作成のご要望には様々なパターンがあります。そのため、3Dデータ作成のために参照する物も様々です。「3Dデータセンター」はお客様の3D化ニーズに幅広く対応するため、以下のような様々な情報からの3Dデータ作成を行っております。
■ 3Dプリンタでの試作・製作における「3Dデータセンター」の強み
3Dプリンタでの |
3Dデータ作成と3D造形が |
ワンストップの 「3Dデータセンター」を活用 |
||
---|---|---|---|---|
課題や問題の対応 | △ | お客様による課題・問題点の切り分けが必要 | ○ | 当センターがトータルで サポート可能 |
仕様/要件伝達 | × | データ作成、3D造形の両者とも、試作/製作の背景まで把握するのが難しい | ○ | Web会議などを用いて背景をヒアリング、リアルな3Dデータを用いた意思の疎通が図れる |
工期 | △ | データ作成工期と3D造形工期、共にリスクが発生 | ○ | 当センターが連携して工期管理できる |
金額 | △ | 仕様違いの手戻りなどで、想定外の費用が発生しやすい | ○ | 手戻りを防止し、当初の見積り以外の費用は発生しにくい |
付加価値 | × | 3Dデータ作成と3D造形の別々の課題評価で、トータルな評価が不正確 | ○ | データから造形品までを通して、試作品・製作品としての評価判断ができる |
アフターサポート | × | 3Dデータと3D造形、別々でのサポート範囲に限られる | ○ | 改版への対応、新製品開発への過去実績の援用など、包括的な支援が可能 |
■ 「3Dデータセンター」サービス詳細はこちら
アンドール株式会社: https://www.andor.co.jp/3DDC
株式会社アリエル: http://ariel-co.com
■ アンドール株式会社について
社名: | アンドール株式会社 (東証JASDAQ上場:証券コード4640) |
代表: | 代表取締役 和田 良明(わだ よしあき) |
本社 所在地: |
東京都中央区日本橋本町4-8-14 東京建物第3室町ビル |
URL: | https://www.andor.co.jp/index.html |
設立: | 1972年9月1日 |
資本金: | 5億188万円 |
従業員数: | 150名 (アンドールグループ 320名) |
事業内容: | CAD/CAM/CAE関連プロダクトの開発販売事業/3Dプリンタ関連製品販売及び、造形サービス事業/ソフトウェアの設計開発及び、受託請負事業/ハードウエアの設計開発及び、受託請負事業/機械設計・機構設計事業 |
関連会社: | アンドールシステムズ株式会社、キャデム株式会社 |
■ 株式会社アリエルについて
社名: | 株式会社アリエル |
代表: | 代表取締役 桐岡 勝正(きりおか かつまさ) |
本社 所在地: |
東京都渋谷区渋谷3丁目5-16 渋谷3丁目スクエアビル2F |
URL: | http://ariel-inc.jp |
設立: | 2010年11月19日 |
資本金: | 1,000万円 |
事業内容: | IT関連サービス事業、自社システム製品、3D造形、3Dプリンタ関連事業、3Dプリンタ製作、3D CADデータ作成、サプライ品販売、製品化支援、Web同時通訳、翻訳サービス、ITソリューションシステム構築支援及び事業化支援 |
関連会社: | アンドールシステムズ株式会社、キャデム株式会社 |
【本件に関するお問い合わせ】
アンドール株式会社
担当:営業推進部 高田、野瀬
電話:03-3243-1711 FAX:03-3243-0511
E-Mail:info@andor.co.jp
株式会社アリエル 担当:3D造形事業部
電話:03-6868-7617 E-mail:info@ariel-co.com
※3Dデータセンターは、アンドール株式会社の商標です。
※3D造形センターは、株式会社アリエルの商標です。
アンドール株式会社