CADSUPER Works

概要

1985年発売開始から、お客様と共に進化し続けている国産ベストセラー2次元CADシステムCADSUPERに、SOLIDWORKSの優れた3次元設計環境を追加し、『高度な3次元設計環境』と『自由度の高い2次元設計/図面作成環境』が共存した、2次元/3次元それぞれの特長を有効活用可能な統合CADシステムを提供いたします。

※CADSUPERWorks独自の2D/3D連携機能(一部)を動画で紹介しています。

●3次元データとの相互運用
CADSUPER Worksは、2次元図面から直感的な操作によるモデリング(2Dto3Dコマンド)が可能で、どなたでも簡単に3次元データを作成できます。3次元データから2次元データを作成するときは、CADSUPER独自の補正機能により高品質な図面を作成することができます。

●他社CADとの相互運用
各種ダイレクトコンバータを標準搭載しており、他社CADデータでの受取/納品が実現します。DXF/DWG変換においては、モデル空間/レイアウト空間両方の変換が可能でビューポートによる異縮尺図面やByLayer属性の変換もできます。ビジュアルパラメータ機能を利用することで、変換結果を確認しながら簡単に変換パラメータを設定でき、それらのパラメータを取引先ごとに登録して運用することができます。

●ネットワークライセンス形式による自由な構成
CADSUPER Worksは、ネットワークライセンスに対応しているため、自由な構成で設計環境を整えることができます。例えば、2次元設計環境をベースにそのうちの数台を3次元設計環境、さらに解析ができる環境など、自由に構成を組むことができます。

CADSUPER Works 2023年度版の主な特長

1. 2次元/3次元連携機能

(1)表出力コマンド

CADUSPER Works 2023年度版では、3D設計で利用したユーザー定義情報の一覧表を図面に投影できるようになりました。従来は、部品表としての表出力しかできませんでしたが、ユーザー定義の情報を出力できることによって、3D設計時の注記一覧、利用しているコンフィギュレーション一覧、3D点群の座標一覧、などの設計情報を出力することが可能となります。また、図面内に出力するだけでなく、CSVファイルや3Dビュー内に配置することもできます。

(2)マルチボディの一覧配置

従来からマルチボディ(部品ファイル内で複数の形状を表現する機能)を組図のような投影ができておりましたが、CADSUPER Works 2023年度版では、更に、マルチボディ形状の一覧を、部品表のように出力できるようになりました。また、項目の追加・削除ができ、必要な項目だけの部品表が出力できます。

(3)アノテーション出力の強化

投影図を作成する際のアノテーション出力機能を3つの出力パターンで強化いたしました。これにより、図面を出力後、寸法を追記する手間を省くことができます。


①一括組図/部品図投影時の部品図寸法追加機能
アセンブリモデルを一括で組図と部品図に投影図作成する際に、従来は寸法配置できませんでしたが、CADSUPER Works 2023年度版では、組図と部品図両方に寸法配置できるようになりました。


②多面図投影時のアイソメ寸法追加機能
投影図コマンドで多面図出力時に、アイソメ図に寸法を追加する機能が搭載されました。


③マルチボディ出力時の寸法追加機能
マルチボディから投影図作成する際に、寸法を追加する機能が搭載されました。

(4)一括モデル投影のカスタム設定対応

従来より、現在選択されている設定で、複数の部品・アセンブリファイルを一括で図面出力することができました。CADSUPER Works 2023年度版では、保存しているカスタム設定を指定できるようになり、ファイルごとに、設定を変更することができます。

(5)押し出しサーフェス

従来、2Dto3Dコマンドでは、モデルの中身が詰まっているソリッドのみの作成でしたが、CADSUPER Works 2023年度版より、2Dto3Dコマンド内で、サーフェスの押し出し、回転、スイープができるようになりました。

(6)フェイス(面)のエンティティ変換

従来、2Dto3Dコマンドのエンティティ変換では、スケッチ要素とモデルのエッジ部分のみ変換できましたが、CADSUPER Works 2023年度版より、モデルの面の輪郭をエンティティ変換できるようになりました。また、面の外形線と内側のループを一括で変換できます。

2. 3D設計補助機能

アセンブリ簡単材料定義・色設定機能

通常、アセンブリ内で材料を変更する際は、部品を1つずつ開いて、設定する必要がありましたが、この「ボディ色設定」コマンドを利用することで、複数の部品に同時に材料を割り当てたり、連続して材料を割り当てたりできるため、オペレーションが大幅に改善いたします。   

CADSUPER Works 2022年度版の主な特長

1.2次元/3次元連携機能

(1)部品マルチボディ投影

従来、マルチボディで作成されている部品ドキュメントはマルチボディ全体の投影図でした出力ができませんでしたが、CADSUPER Works 2022より、マルチボディの組立図・部品図を同じ図面に出力、ボディ単位でレイヤに出力することができるようになりました。

(2)部品内スケッチの投影配置

従来、3Dで作成したスケッチは2D図面に投影図ビューを作成して出力ができませんでしたが、CADSUPER Works 2022よりスケッチ図形を投影図ビューを作成して投影図・多面図が出力できるようになりました。

(3)一括モデル投影

複数の部品・アセンブリファイルの投影図・多面図をCADSUPERに一括出力ができるようになりました。また、コンフィギュレーションを指定して出力ができ、出力投影図パラメータもファイルごとに変更ができます。これにより、個別に3Dデータを開くことなく必要なデータを一括で2D図面に出力ができます。

(4)プロパティユーザー定義の反映

投影図や断面図で2次元図面を作成、、プロパティのユーザー定義に追加している材料や質量といった項目をCADSUPERの図面属性に反映することができるようになりました。これにより、再度2次元図面内に材料や質量などの情報を登録する必要がなくなります。また、図面枠等に置換文字として描画すると、出力時に自動で切り替わります。

(5)カットリストのバルーン配置

従来、投影図コマンドでカットリストは配置できましたが、バルーンが配置できず、投影図出力後、図面内にバルーンを描画しなければなりませんでした。CADSUPER Works 2022では、鋼材レイアウトなどの投影図出力時にカットリストと一緒にバルーンも出力できるようになりました。これにより、投影図出力後、バルーンを描画する手間を省くことができます。

(6)ねじ山アノテーションの投影出力

ねじ山コマンドで追加したねじ情報を投影図に反映したいというご要望から、モデルに追加したねじ山アノテーションを投影図・組立図に出力ができるようになりました。これにより、図面を見ただけで、ねじ切りがあるかないかが分かります。

CADSUPER Works 2021年度版の主な特長

1.3D設計補助機能

(1)機械要素の材料・色指定機能

機械要素コマンドで配置する機械要素に材料や色を指定し、配置できる機能を搭載しました。従来は、機械要素配置後でしか材料や色の指定はできませんでしたが、機械要素を配置する際に材料や色を適用することができるので、配置後に編集する手間を省くことができます。機械要素に材料を指定すると、アセンブリの重心や質量計算にも反映できるので、より正確なモデルを作成することができます。

2. 3次元⇒2次元機能

(1)一括図面出力機能

部品・アセンブリから、簡単に投影図・三面図を配置した図面を一括で出力することができるようになりました。アセンブリの場合は、挿入されている構成部品の図面も一括で作成することができるので、部品ごとに出力する手間を省き、大幅な時間短縮になります。また、出力は各部品を別々の図面、または別々のシートに出力することができます。

3.2次元/3次元連携機能

(1)表の配置位置指定機能

投影図(単面図・多面図)出力時に表の配置位置を指定できるようになりました。今までは自動で表が配置されていましたが、配置位置を指定できることにより、自社で指定されている位置に穴一覧表や部品表等を配置することができます。

(2)等角投影(アイソメ)出力の寸法線強化

等角投影(アイソメ)図出力時に投影形状と同形状になるよう、寸法補助線を適切な線分方向で出力できるようになりました。任意の投影方向からでも、3次元CADで描かれた寸法線と同じ形状で出力することができるため、図面に出力後、寸法位置を整える手間を省くことができ、より分かりやすい図面を作成することができます。

(3)Toolboxの集合要素化

アセンブリでToolboxを使用し、図面に出力する際に、Toolboxを集合要素として出力できるようになりました。今までは、別々の要素での出力でしたが、集合要素として出力できるため、編集が行いやすくなります。

(4)投影図・断面図一括更新機能

CADSUPER Works 2021年度版ではアセンブリ投影図更新時、同一図面内に配置された部品の投影図と部品の断面図が一括で更新できます。

CADSUPER Works 2020年度版の主な特長

1.3D設計補助機能

(1)一括部品色編集機能

部品毎に色付けしたい場合、アセンブリ上の構成部品にボタン1つで一括色付けができます。
これにより部品ファイルを毎回開いて、部品編集を行わずに色付けを行うことができるため、大幅な工数削減になります。

(2)2次元/3次元連携機能 英語表示対応

海外に進出する日系企業が年々増加しており、CADSUPER Worksを英語表示で使いたいというユーザー様からのご要望で、海外の方も使えるように2次元/3次元連携機能を英語表示対応しました。

2.2次元/3次元連携機能

(1)構造システム機能 JIS鋼材対応

鋼材レイアウト設計に便利な構造システム機能にANSIとISO以外にJIS鋼材を対応しました。
2次元データと同じ規格で設計が可能となり大幅な工数削減になります。

(2)投影図一括更新機能

アセンブリ投影図更新時、同一図面内に配置された部品の投影図が一括で更新できるようになります。

(3)ビューの部品表と部品番号の連動機能

コミュニケーションツールとして2次元図面を活用した場合も、ビューの部品表(3Dの部品表)と部品番号・部品表(2Dの部品表)の連動が実現いたしました。

CADSUPER Works 2019年度版の主な特長

1.3次元→2次元連携機能

(1)幾何公差及びデータム配置機能

2016年版のJIS製図において、「製品の幾何特性仕様(GPS…Geometrical product specifications)-寸法の公差表示方式」が公開されました。CADSUPER Works 2019年度版ではGPS対応により、投影図コマンドのアノテートアイテムの出力時、理論的に正確な寸法、データム、幾何公差、注記内の特殊記号、はめあい公差での積重ね・直線状の出力も可能となりました。

(2)組立図レイヤ別配置機能

従来は、レイヤ別で表示した際、部品と部品が重なっている部分は隠線で表示されていましたが、CADSUPER Works 2019年度版では、組立図コマンドで構成部品ごとに投影形状を取得する機能を搭載しました。投影された2次元図面は隠線処理等の影響を受けずレイヤを作成して図面化が可能となりました。

(3)溶接カットリスト機能

CADSUPER Works 2019年度版では、部品を投影図に配置する際に、溶接カットリスト(番号、個数、カットリスト名、長さなど)を表配置する機能を搭載しました。この機能により、2次元で新たにカットリストを作成せずに、投影図と一緒に自動出力が可能となり、大幅な時間短縮となります。

(4)正接エッジ隠れ線レイヤ作成機能

CADSUPER Works 2019年度版では、投影図・断面図等の配置の際に、「正接エッジ隠れ線レイヤ」を作成し、そのレイヤに振り分けて配置する機能を搭載しました。

(5)投影図更新機能

A.詳細図の寸法線更新
  CADSUPER Works 2019年度版では、投影図更新で詳細図レイヤに配置した寸法線更新に対応しました。

B.省略図の投影図更新
  CADSUPER Works 2019年度版では、投影図更新で中間省略図・対称省略図の投影図更新に対応しました。

(6)機械要素平面図の基準方向補正

CADSUPER Works 2019年度版では、機械要素の投影配置で、平面図形状時に0・90・180・270度の基準方向に補正して配置する機能を搭載しました。3次元モデル上で表示されているボルトの傾きを補正することで、図面上で違和感なく配置いたします。

(7)スケッチ点投影機能

CADSUPER Works 2019年度版では、スケッチに描かれている点も出力できるようになりました。これにより、スケッチ上の基準点や円の中心などの加工に必要な点などを出力することができ、寸法記入などによって、図面を仕上げる時間が短縮できます。

(8)投影図更新メッセージ

CADSUPER Works 2019年度版では、CADSUPER内に配置した投影図のプロパティと投影図一覧で、投影図の更新が必要な状態を表示いたします。

2.3D設計補助機能

(1)円形の輪郭でのスイープ機能

2016年版のJIS製図において、「製品の幾何特性仕様(GPS…Geometrical product specifications)-寸法の公差表示方式」が公開されました。CADSUPER Works 2019年度版ではGPS対応により、投影図コマンドのアノテートアイテムの出力時、理論的に正確な寸法、データム、幾何公差、注記内の特殊記号、はめあい公差での積重ね・直線状の出力も可能となりました。

(2)ボディ色設定コマンドの構成部品編集対応

部品を開くことなく、アセンブリの[構成部品編集]モードで、ボディに色付けができます。

CADSUPER Works 2018年度版の主な特長

専用2次元図面→3次元モデルへのシームレスな連携機能

(1) 部品スケッチ一括インポート機能

レイヤ分けされた各部品スケッチを一括しで3D空間にインポートし、3D上で自動的に 部品情報を与えることができます。
レイヤに色を設定しておく事で、レイヤ毎の図形の色と3D上のスケッチの色を同色にでき、 見た目もわかりやすく、モデリング作業を行いやすくサポートします。

(2) トップダウンモデリング機能

部品スケッチ一括インポート機能を使って配置した3D上のスケッチを使いながら、簡単に 各部品を作成できます。3D化したいスケッチの輪郭と厚みをクリックするだけで素早くモデ リングができます。

(3)角度指定インポート機能

CADSUPERWorksは、図面のスケッチを任意の位置に自由に3D上のスケッチとして配置することができます。
CADSUPER Works 2018年度版では、配置する角度も自由に設定できるようにしました。

図面上で可動部品が回転している状態のスケッチを3D上の平面に合わせて配置したい時などに便利です。

3D設計補助機能

(1)干渉チェック作業の効率化

ネジ部品を配置したアセンブリデータの干渉チェックをした場合、必ずネジ山部分が穴と干渉し、干渉結果として一覧に 表示されてしまいます。その一覧の中から、本来確認すべき部品間の干渉部分を見つける作業には工数がかかります。
CADSUPER Works 2018年度版では、機械要素部品が影響している干渉部分を区別した状態で結果表示することが できるようになり、目的の干渉部分を素早く見つけることができ、干渉チェック作業の効率化につながります。

(2)機械要素の種類追加

お客様から多くのご要望をいただき、機械要素部品で新たに玉軸受(深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、自動調心玉軸受、 平面座スラスト玉軸受)が搭載されました。
3D上で配置した機械要素は、部品属性を保持した状態で投影できるため、図面上でも有効に利用することができます。

(3)部品置換時のエラー自動修正機能追加

一度機械要素を配置した後に、設計変更により部品の種類を変えた 場合は、別部品となるため、合致情報がリセットされエラーが発生します。
従来は、修復ツールを使い毎回修正していましたが、 CADSUPER Works 2018年度版では、部品置換をするときに自動で エラー修復をするため、手動で修正する手間を省くことができます。

CADSUPER Works 2017年度版の主な特長

専用2次元図面→3次元モデルへのシームレスな連携機能

(1) 3Dデータの工数削減

CADSUPER Worksの特長でもある、2次元ユーザでも素早く3Dモデルが作成できる「2D to 3D」モデリングコマンドの「厚み」指定機能が強化されました。 輪郭や領域を選択し、厚みを加えることで立体を作成する機能ですが、従来の環境では複数の厚みがある場合、繰り返し厚みを指定する必要がありました。 2017年度版では、同時に複数の厚みを指定することが可能になり、効率よくモデリングができます。

(2) 加工用3Dデータ作成の工数削減

取り込み編集した3Dデータの座標位置を簡単に変換し移動させるコマンドを搭載しました。 移動させたいモデル形状を選択し、原点位置に合わせたい点と各xyz軸方向を指定するだけで簡単に形状位置を変更できます。
受け取った3Dデータの向きや原点を加工用の配置方向や原点位置に合わせたいというお客様のご要望から搭載された機能です。

専用3次元モデル→2次元図面へのシームレスな連携機能

(1) 1コマンドで組立図/部品図を一括作成機能の搭載

3Dアセンブリデータから一括で組立図と部品図を作成することができます。
組立図と部品図は、各図面にあわせた用紙サイズや図面枠の指定が可能になりました。
また部品図として図面化する部品/しない部品と選択できるよう機能強化しましたので、 図面化に不必要な規格部品などは除外して作成できます。



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(2) 3D穴部品属性の図面投影機能の強化

タップ穴などの穴形状を陰線、外形線などの線種ごとにレイヤで分けた状態の投影が可能になりました。
従来の穴形状の属性を図面に反映する機能に加え、線種ごとにレイヤ分けした投影が可能になったことで、より多くのお客様にご使用いただけます。さらに穴部品属性は、部品図だけでなく組立図作成時にも反映ができようになりました。

(3) 中心線補正機能を搭載

穴形状が並んで配置された3Dデータを中心線と一緒に投影した際に、中心線が何重にも重なってしまう問題点を、自動最適化処理で、1本の中心線として投影することができます。最適化をすることで、本来の図面データを作成できるうえ、要素数を軽減させるメリットも生まれます。

(4) SOLIDWORKS図面の一括印刷機能を搭載

SOLIDWORKSに搭載されている図面機能(Drawings機能)で作成した図面を一括に印刷できる機能を搭載します。今まで手間となっていた図面ごとにファイルを開き、印刷設定する工程の削減と、印刷時のエラーの即時確認が可能です。また進捗状況の確認、常に変換するファイルや印刷設定を登録することで、登録ファイルを取り込むだけで同じ環境設定で何度でも印刷することができます。

CADSUPER Works 2016年度版の主な特長

専用3次元図面→2次元モデルへのシームレスな連携機能

(1)アセンブリから一括部品図作成機能を搭載

アセンブリデータの各部品を一括で三面図出力対応いたしました。
従来では1つ1つの部品データを選択し出力する必要がありましたが、2016年度版からはこの作業を一括で行うことができるため、大幅な工数削減が可能となりました。



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(2) 穴置換の強化(材料取り指定の追加)

機械要素の部品置換と同様に、穴置換時に材料取りの有効/無効を選択できます。 多面図配置の場合、基準面のみ材料取りを行うかの選択ができます。

(3) 穴置換の強化(穴置換の変換名の属性取り込みの追加)

穴置換の変換設定の名称を、穴配置時の部品属性「変換名」として追加できます。
またタップ穴同様に、ザグリ穴・皿穴などの深さを部品属性のサイズに反映しました。

(4) その他 (Basic, Pro, Premiumモデル)

Toolboxまたは機械要素コマンドを使用して配置した部品のみの部品表作成を可能にしました。

※Toolbox機能は、
  Pro, Premiumモデルのみ
  利用可能です。

専用2次元図面→3次元モデルへのシームレスな連携機能

(1)JIS機械要素の一括編集機能を搭載

Basicモデルから搭載されているJIS機械要素で配置した部品の一括変更が可能となりました。
既存のデータからボルトのサイズ変更や種類の変更があった場合、従来は再配置する必要がありましたが、2016年度版からは、一括で編集することが可能となります。



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(2) 投影図更新でスケッチの選択が可能

投影図更新コマンドで、更新の対象とするスケッチの選択を可能としました。投影図更新で先にスケッチと一緒に投影図を取得していた場合、スケッチの再投影が可能になります。

(3) オリジナルモデリングコマンドの強化

CADSUPER Worksの特長でもある、2次元ユーザでも素早く3Dモデルが作成できる「2Dto3D」モデリングコマンドに新しくスイープ機能が搭載されました。



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(1)3Dデータの一括変換機能を搭載

協力会社等でCAMシステムへ展開する時にCADSUPER Worksデータから他形式データに一括の変換が可能となりました。
複数の3Dデータがある場合、従来は部品ごとにデータを開き、名前を付けて保存して変換する必要がありましたが、これらの作業を一括で行うことができるコマンドを搭載いたしました。



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(2)「SearchManager Pro(サーチマネージャー プロ)」機能を搭載

「SearchManager Pro(サーチマネージャー プロ)」機能は、CADSUPER Worksのアセンブリデータに対応した参照管理やチェックイン/チェックアウトができる簡易PDM機能となります。
この機能を利用することで、Windowsサーチ機能を利用した図面の全文検索ツールや3Dモデルに対応した簡易データ管理ツールとしての活用が可能となります。

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(3)モデル搭載機能の変更

CADSUPERWorks2016年度版より、モデル構成の内容を一部変更いたします。
2015年度版まではProモデル以上に搭載されていた機能の一部(①フィーチャーワークス機能/②ユーティリティーズ機能)をBasicモデルから搭載いたします。
①他社製CADで作成された3Dモデル等に、自動的にフィーチャー情報を与える機能です。
②2つの3Dモデル情報を比較/検証/分析等を行える機能です。

CADSUPER Works 2015年度版の主な特長

専用3次元図面→2次元モデルへのシームレスな連携機能

(1) 図面作成処理速度の高速化

投影する図面投影処理速度は、CADSUPER Works2014年度版と比較して最高90%の速度向上が実現し、大幅な高速化が実現いたしました。

(2) 3Dモデル部品名の2Dレイヤ情報強化

CADSUPER Works2015年度版では、3次元モデルの部品名が2次元図面のレイヤ名としてそのまま利用可能となります。

(3) 3Dモデル色情報の2D図面情報継承

CADSUPER Works2015年度版では、テンプレート以外の色情報を自動的に作成できるため、3次元モデルの色を忠実に再現できるようになります。

(4) 投影図面縮尺変更機能

CADSUPER Works2015年度版ではあらかじめ、仮表示機能によって表示させ、投影前にユーザ側で縮尺変更が何度でも変更可能となりました。

(5) 投影図作成時の視線方向に対応

CADSUPER Works2015年度版では、モデル原点や配置角度が異なる部品形状の場合でも、現在表示している方向(現視線方向)を基準とした三面図投影などが可能となりました

(6) 投影図更新機能の強化

3次元モデルから投影図を作成した後に2次元機能で断面図を作成した際、3次元モデルでの設計変更が発生した場合でも投影図、断面図のどちらにも形状変更を反映させることができます。

専用2次元図面→3次元モデルへのシームレスな連携機能

(1) 部品ファイル内での機械要素部品配置機能

2次元機能に搭載しているJIS機械要素を3次元機能の部品ファイル内で利用できるようになります。

(2) 機械要素編集機能の強化

JIS機械要素配置機能で配置したデータの置き換え/編集ができるようになります。置き換え/編集の機能を強化したことにより、1コマンドで古い部品を新しい部品に置き換えることが可能です。

(3) 鋼材レイアウト機能に鋼管部材の種類を追加

鋼材を利用したモデルを作成するときに便利な鋼材レイアウト機能の種類に、新しく「鋼管」の種類を搭載いたします。配管設計をする際に従来まではJIS規格に基づくサイズがありませんでしたが、鋼管レイアウトを配置するだけで配管設計ができます。

連携機能の特長

●2次元図面からの簡単モデリング

スケッチインポート機能で既存図面を3次元空間に立体的にスケッチ配置し、アンドール独自のモデリング機能によって2次元感覚で直感的な操作が可能です。また、既存の2次元組図を利用した3次元検証も可能です。2次元機能の自由な操作性で構想設計した形状を3次元設計環境に取り込み、拘束条件にもとづく機構的な動作確認、部品間の干渉チェック、応力解析などの設計検証ができます。

●3次元データからの更新

2次元投影図を取得した後に3次元上で設計変更があった場合でも、投影図更新機能により自動的に2次元投影図を更新できます。3次元で作成した寸法線情報も形状に追従して更新されるのはもちろんの事、2次元上で追記した寸法線に関しても形状に追従して自動的に更新をかけることができます。

●高品質な2次元図面の作成

一般的な3次元CADから2次元CADへ投影し、最終図面を作図する際の問題点を解決します。微小線の集合体や重複した要素などを自動的に補正することができ、それにより要素数を大幅に軽減することができます。2次元図面として正しい要素となるので、高品質な2次元図面を作成します。

3次元基本機能

●コンフィギュレーション

部品・アセンブリの全てを取り巻く構造と関連状態を管理できるツールです。同一ファイル内で部品・アセンブリの多様な設計バリエーションを作成/管理できるため、デザイン流用を支援します。

●板金設計

いちから板金属性をもったモデルを作成できるほか、ソリッド形状から板金モデルへ変換させることもできます。マルチボディにも対応しており、溶接で組み立てられているモデルや複雑な板金モデルも設計できます。

●サーフェス機能

ソリッドのモデリングだけでなく、サーフェスを利用してのモデリングができます。自由形状フィーチャーを利用するこで、新規の形状作成やサーフェスインポートモデルの操作を簡単かつ直感的に行うことができます。

●ダイナミック検証

干渉チェックのツールとして、衝突検知が行えます。構成部品同士の干渉やクリアランスの検証などもできます。

拡張機能(一部)

●高性能レンダリング機能

高品質なCGを高速生成する先進のレンダリングツールです。モデルに設定したデカルなどもレンダリングに反映します。

●配管/配線設計ツール

配管やチューブ、電気ケーブルなどの配置を取り入れるツールです。複雑なルート形状モデルの設計作業を効率的に進めます。

解析機能

●基本機能(ソリッド要素、はり要素、シェル要素、アセンブリ)

汎用有限要素法解析システムの解析機能を統合した設計者向け解析ツールです。線形静解析の範囲内でモデルを作成した同じウインドウで簡単に検証できます。

●機構解析機能(モーター、ばね、接触、重力、モーション荷重)

モーターやアクチュエーターの判定、動力消費量の測定、部品の接触などを設計時に検証するツールです。