DesignFlow/AutoDrawing

DesignFlow/AutoDrawing

概要

3Dベースデータから簡単操作で加工者が判りやすい図面展開を実現!

型設計も部品干渉チェックや解析を活用する目的で3次元CADを使っての設計へ移行してきております。その為、設計した3次元ベースデータによる加工依頼が年々増加してきております。ベース加工の大半は、穴加工やポケット加工という2次元加工が中心です。また、短納期の金型製作を補うために協力会社へ加工の依頼をする場合、加工指示の為の図面が必須となります。 3次元データによる加工依頼が増加するなか、DesignFlow/AutoDrawingの加工図作成に特化した機能では3次元CADで作成された3次元ベースデータから、簡単操作で加工者が判りやすい図面展開を実現する為の機能を追求しております。本製品は金型ベース加工業界に特化した3次元CADシステムとなります。

特長

1 色別公差テンプレート機能

他の3DCADデータから加工に必要な公差情報を伝達するために、色別公差テンプレートを実現しました。公差テンプレートは取引先金型メーカごとや金型設計する3DCAD別に応じて複数持ち、自由に名前を付けることが可能となります。

2 公差付自動寸法線作成機能

3DCADデータを図面投影と同時に公差テンプレートとマッチングさせて公差付寸法線を作図することを実現いたしました。簡単操作で公差付き加工指示図を完成することが可能となり ます。

3 穴種類・穴座標一覧作表機能

3Dモデルから自動的に3D穴形状を認識します。また、穴色テンプレートに色別の穴種類を設定しておきます。3D穴形状から穴径・穴深さの情報を取得して、穴色から穴種類をマッチングした属性が付きますので、投影図から穴種類一覧・穴座標一覧・穴座標寸法線が簡単操作で作成することが可能となります。

4 水穴・穴寸法作成機能

モールドベース加工の初期段階で行なわれます冷却穴加工を行なう為に、水穴回路図を従来の設計時間より大幅な時間短縮を実現いたしました。

5 部分的に陰線作成機能

3DのCADからの投影後の陰線表示は、表示か非表示でしか表現できません。本機能では陰線が必要となる部分対して選択するだけで指示された陰線部分を作成することが可能となります。(本機能は特許出願中)

6 部分的に陰線削除機能

本機能では陰線が必要となる部分対して選択するだけで指示された陰線部分を削除することが可能となります。(本機能は特許出願中)

7 断面形状追加機能

ポケットの断面形状を作成する場合は断面コマンドで必要な部分を切った形状で作成します。しかし複数のポケットの断面図を作成したい場合、指示する順番や穴が開いていない形状を選択するなど煩わしさがつきます。本機能では指定された切断位置により切断を行ない、ポケット高さまでの断面形状を欲しいビューに陰線を作成することが可能となります。(本機能は特許出願中)

対応データ形式

図面化をサポートしている3Dデータ形式

・Parasolidトランスミットファイル (*.x_t)、(*.x_b)、(*.xmt_txt)、
(*.xmt_bin):Parasolid Ver22.0
・IGES ファイル (*.igs):IGES Ver5.2、 JAMA-IS Ver1.04
STEP ファイル (*.stp) :AP203、AP214

保存できる2Dデータ形式

・CADSUPER FXの図面、部品データ
・ CADSUPER JXの図面データ
・ CADSUPER SXⅢの図面データ
・ DXF(GX3・GX5・R12・R13J・R14・Release15)形式のデータ
・ DWG(GX3・GX5・R12・R13J・R14・Release15)形式のデータ
・ IGES (2D)形式のデータ
・ BMI(V2D)形式のデータ

保存できる3Dデータ形式

・ Parasolidトランスミットファイル(テキスト/バイナリ)
・ IGESファイル(IGES Ver5.2、JAMA-ISVer1.04準拠)
・ STEPファイル(AP203)
・ VRML1.0ファイル
・ STLファイル

動作環境

他形式データサポート
OS Windows7
CPU PentiumⅣ以上
メモリ 1GB以上(推奨)
ハードディスク 300MB以上
その他 OPEN-GLアクセラレータボード(256MB以上推奨)