検査表システム

概要

検査表システムは、図面(DXF/DWG、PDF、画像)から検査表を自動作成するシステムです。
寸法線全体を囲んで選ぶだけで、寸法線属性を自動抽出し、検査表を作成します。
さらに検査開始ボタンで、判定「OK」も判定「NG」も、そして出力もカンタンに行えます。

図面から寸法属性を自動抽出

図面内に記載された寸法情報を囲むだけで、自動的に数値、公差、記号、個数、注記などの属性を認識し、検査表一覧にまとめることができます。
正面・平面といった形状ごとに寸法線を整理しながら抽出することができるので、よりわかりやすい寸法一覧を作成することができます。
さらに、寸法属性がない数値でも見た目の寸法形状を“疑似寸法”として自動的に解析し、抽出することができます。(特許第6639008号

対応ファイル : dxf,dwg, pdf(ベクトル情報が含まれたもの)※

※注意:スキャンなどの画像ファイルとなったPDFからの抽出はできません。

画像(ラスタ)からの検査表作成機能

画像(ラスタ)ファイルの読込みが可能です。
画像ファイルの場合は、バルーン配置、数値、公差、などを自由に編集し、検査表を作成します。 作成した検査表は専用ファイルとして保存ができます。

対応ファイル : bmp, jpg, jpeg, png, gif, tif, tiff, pdf(スキャン)

JISに基づく普通公差適用

寸法値に公差記入がない場合、自動的にJIS規格に基づく普通公差を適用させることができます。
規格テーブルの編集もできるため、社内規格に合わせたテーブルを新規作成できます。その際「%」による割合での設定も可能です。



計測値入力・OK/NG判定

USBやBluetoothで出力デバイスが搭載されたデジタルノギスを利用している場合、データをシステム内の計測結果項目にインポートできます。
入力(インポート)した計測値と図面内の公差許容値から、OK/NG判定を自動的に表示します。



Microsoft®Excel®またはWord®に出力

設定が完了した検査表・計測結果は、最終の検査表として、エクセルもしくはワードに出力することができます。
出力先のセル位置を指定するだけなので、現状のテンプレートを流用することも可能です。また、図面はDXF/DWG、PDF保存も可能です。

設定の保存・バックアップ機能

製品の種類または取引会社によって、検査表の提出フォームや寸法値の取込み条件などが違うケースがあります。
設定は名前をつけて保存することが出来ますので、毎回設定を変えることなく登録情報を呼び出して検査表出力ができます。
また、一度設定した内容は、バックアップ機能によりパソコンの入替え時や複数メンバーで作業する場合でも同じ環境で作業できます。